創り手が視聴者に「選ばれる」こと。それがテレビ番組をつくる原点。
テレビ制作者は芸術家ではありません。
ですから、他人に評価され、他人から認められることが大事なのです。
テレビの世界では、仕事の評価を測る指標として「視聴率」があります。
「視聴率」のみにこだわるのはいいことだと思いませんが、
私たちテレビマンの大きな指標であることは確かです。
私も、どうすれば「視聴率」を高くできるかを必死に考えた時期があります。
結論は、人気のあるタレントを使うでもなく、アイデアを詰め込む事でもなく、
「創り手が視聴者に選ばれるコンテンツを創り出す」でした。
それが視聴率を取る方法であり、テレビ番組を作る原点でした。
番組には創り手の姿勢や人間性、品格が出ます。それを視聴者に選んでもらえるか?
テレビは制作者のものではありません。視聴者のものなのです。
だからこそ「選ばれる」ことが大切なのです。